こんにちは!もともと機械設計者になりたかったLDニックです。
人生は自分の思い通りにいかないことが多いですよね。
私も気付けばPLCで制御屋さんになっておりましたからね。
これを見ている人も、なぜ自分がこんなのを読まなくちゃいけないんだという方、非常に多いと思っております。
人生の暇つぶし程度にこのシーケンス制御塾を読んでやるか、という程度の気持ちをもって頂けると私は嬉しいです。
今回から、2時限目『電気的解説』第1章 電圧と電流の方に進んでいきます。
あなたは知り合いから「電気屋なんだから電圧と電流を説明して」と言われたら答えられるでしょうか。
私は答えられる自信がありません。笑
正直、電圧の発生方法から詳細を説明してと言われると、えぇっ!!おっと!?という感じになります。笑
私の電圧と電流の覚え方を紹介しますと
電圧:各機器を動かすために必要なもの
電流:適正な容量把握するための情報
実務で使用するにはこれだけ覚えておけばなんとく設計できます。
電気機器には適切な電圧があり、電圧を加えることによって電流が流れます。
電気設計者たちはこの流れ、電圧がかかるから電流が流れるということを理解しております。
ですので、電気設計者の前で、電流が流れるから電圧がかかると逆に説明するとこの人大丈夫かな?と不安になりますので注意しましょう。
少し細かい話をしていくと、電流の正体は電子です。
電流が流れないということは、電子の移動がないということです。
電子が移動するためには、電位差を発生させる必要があり、電位差を発生させるということは電圧を加えるということになります。
この手順で電流が流れるということになるわけです。
よって、電圧を加えるから電流が流れるという説明手順でなければ電気屋さんとしては納得できないわけです。
私が最初に説明しました、電流:適正な容量把握するための情報という意味について解説していきますが、電流の正体は電子である以上、電子の数が多くなればなるほど電流値が増えていきます。
電流値が増えていくと、電圧[V]と電流[A]の関係から容量[W]が増えるということになります。
そう、容量というのは電気設計上必要な値であり、これがわからなければハード設計が完了しないのです。
電気容量を把握することによって、必要な電線サイズも決まってきます。
必要な電線サイズが決まれば配線業者などにも電線サイズを指示することが可能であり、また電流値も決まっているのであればブレーカーの選定も可能になるわけです。
このシーケンス制御塾ではハード設計よりもソフト設計に重きをおいており、ハード設計についてはあまり触れていかない方向です。
ただ、今後自分自身でシーケンス制御を行う際には必ず電圧や電流、容量などある程度ハード設計の知識も知らないと中途半端なソフト設計屋となってしまいます。
自分自身がどのような存在となりたいか、よく考えて勉強するようにしていきましょう。
電気屋としてはハード知識を持ちながらソフト設計の知識もあるような優秀な人材の方が良いと思いますので、頑張って勉強していきましょう。